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一年前の今日、3月17日はリンダが
「今夜が山です。」
と、先生から言われた日でした。

状態がおかしくなって病院に行ったのは夕方6時を回っていたと思います。
血液検査をした結果、貧血度がギリギリで輸血をしなければこのまま
死んでしまうと言われたのです。
リンダの脾臓から出血していたのです。

「誰か輸血をお願いできるワンちゃんはいませんか?」
と先生に言われました。
若くて、元気で、大型犬…。
私が唯一お願いできるワンコたちは、ダンさん(ダンテ)や吹雪ちゃん、
バズちゃんくらいしかいませんでした。
でも、彼らは皆遠方。
お散歩で会うワンコたちでお願いできそうな大型犬の顔が浮かんでも
ワンちゃんの名前は知っていても、飼い主さんの名字も知らないし
連絡先だって分らない。

先生の病院は開院して半月ほどだった為に患者数がまだ少なく、
先生自身も伊豆に来て間もない為に知り合いの犬がなかったのです。
それでも、最近病院を訪れた若いシェパードが居るということで
そちらのお宅に連絡を入れてくれました。
”お願い!リンダを助けて!”とすがる思いでいたのですが
…お留守だったのです。

この瞬間に私は全てを手放しました。
もうどうしてあげることもできなかったのです。
私が呆然としゃがみこんで居る間も、先生は次の患者さんに電話をかけていました。
その患者さんは開院して1番目の患者さんだったそうです。

先生がその方と話している途中に、
「○○に住んでいるフラットの飼い主さんにお願いしているの」
と、私に伝えてくれた時、
伊豆の観光イベントで犬を集めた時に一度だけご一緒したことがある
ワンちゃんじゃないかと思ったのです。名前は覚えていました。
「先生、その子マイル君じゃない?」と驚いて訪ねたら、そうだと言うので、
思わず受話器の方に向って、
「リンダです!リンダです!」と私は叫んでいました。
(リンダのことを覚えていてくれたら嬉しい!助けて欲しい!)

すると、先生の口から
「”リンダならすぐに行きます!”って!」
この言葉が感激で、今も忘れられません。

マイル君のお母さんがゴールデンのキャンディーちゃんに連絡して下さり、
キャンディーちゃんのパパさんとママさんがピレネーのソルちゃんに連絡して下さり、
リンダの命は救われました。
皆さんが病院に来て下さったのは夜の9時。本当にすぐに駆けつけてくれたのです。
帰り際に、キャンディーちゃんのママさんが先生に
「夜中でも良いですから、輸血が必要になったらいつでも電話を下さい。」
と言って電話番号を書いて行ったそうです。
もう胸が一杯で、涙が溢れそうでした。

その晩、リンダを真ん中にして先生と私で川の字になって横になりました。
リンダはその晩の山を越えた後も輸血を2度しましたが、
ピレネーのソルちゃんパパのネットワークのお陰で、リンダに輸血をしても
良いと言って下さる飼い主さんが数名居て、皆さん病院で血液の適合検査を
して下さり、本当に有難かったです。
「輸血が必要だったら、皆に声をかけるよ。集められるよ。」
ソルちゃんパパの言葉も忘れられません。

先生も感激で涙が出たそうです。
「都会ではこんな事ありえないですよ…」って。

皆さんに輸血をして頂いたお陰で過ごすことができた、約半月は、
神様からのギフトだと思って一瞬一瞬を過ごしていました。
もの凄い濃密な時を家族で過ごしたと思います。
私はリンダの前では絶対に泣かないと決めていましたが、
皆さんから頂いた優しさには号泣でした。
感謝の涙ならリンダも心配しないだろうって…。

リンダが亡くなった後、供血の輪と言うものがあることを知りました。

自分の家のワンちゃんに”輸血が必要になる”時は、ほとんどが突然だと思います。
そして、その時は緊急で一刻を争う自体だと思います。
小型犬ならすぐに見つかるかもしれませんが、大型犬は深刻です。
輸血してもらえる子は若く、健康で、ある程度大きな子でないと…。
そして1匹の子ではたぶん足りないからです。
そして、もっと言うと、血液が適合しないといけない。
(リンダは6頭のワンちゃんのうち3頭のワンちゃんと適合)

これは、普段から大型犬の飼い主さん同士で話しをしたりして、
供血ネットワークを作っていた方が絶対良いと思います。
私もそうでしたが、その場に立たされると頭が真っ白になってしまって
全然思い浮かばなくなるからです。

ワンちゃんが健康だと、そんな事考えもしないかもしれませんが、
是非これを機会に供血について考えていただけると良いな…と思います。

何だか長くて上手にまとめられず、読み辛かったらごめんなさい。



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コメント

  1. えるりす | -

    フォルままさんへ*

    フォルままさん、返信が遅くなってごめんなさい!

    そうですか、フォルままさんのお宅は供血のメンバーになっていたのですか。
    そちらの動物病院の先生もちゃんと考えておられるのですね。
    フォルままさん、偉いですね!さすがです。
    こういう輪がどんどん広がってくれると嬉しいです。
    供血に関しては、いろいろな難しい点もあるみたいですけどね。
    こんどブログで打ち明けてみたいと思っていますけど…。

    > 分かっていれば協力したかった・・・。

    ありがとうございます。
    きっとお近くでしたら、すぐに連絡を入れさせてもらったと思います。
    そのお気持だけでもとても胸が一杯になります。
    感謝です。

    ( 16:06 )

  2. フォルまま | -

    リンダちゃんはこんなに沢山の愛情をもらっていたんですね。。
    供血。うちのフォルとラグドール種の猫のニャン丸は、掛かりつけの動物病院で唯一のメンバーです。
    犬も猫も大型を飼っているのは私の所だけなので、頼りにされています。
    分かっていれば協力したかった・・・。
    今では大型犬が4頭になりましたから、ますます頼りにされています。
    供血の輪が広がるといいですよね。

    ( 22:46 )

  3. ells | -

    ラジャさんへ*

    ラジャさん、コメントありがとうございます。
    もうあれから1年なんです。
    まだまだ思い出すと辛いんですが、
    この供血の話しだけは書いておかなければと思っていました。
    直面してみないと分らないものですが、直面した時に考えていては
    遅すぎるので…。

    ラジャさんはドッグランでたくさんの大型犬とお友達になるでしょう?
    是非、話し合ってみてはどうでしょうか?
    そして供血の輪がそれぞれのご近所で広がっていって欲しいです。

    ( 22:19 )

  4. ells | -

    あきこちゃんへ*

    あきこちゃん、コメントありがとうございます。
    私も初めて輸血という事態に直面して、その難しさ、深刻さを知りました。
    脅かすつもりはないのですが、今のうちに真面目に考えておかなければ
    いざ直面した時にはあたふたしてしまいます。
    そしてあたふたしている間に命が消えてしまいます。
    是非本当にご近所の犬飼いさんたちと供血について話しあってみて
    欲しいと思います。

    私は友達を作るのが下手くそなので、これは私ではなく、
    リンダの人柄(犬柄?)で繋がっていった奇跡の輪なんですよ。

    良い生き方をしていきたい…と、リンダとこの方達を見て
    そう思いました。

    ( 22:10 )

  5. ells | -

    たまさんへ*

    たまさん、コメントありがとうございます。
    リンダは本当に良い方たちに恵まれて幸せでした。

    輸血は最初の1回目は適合云々なしに使えるようでしたが、
    それは全てのワンちゃんがそうなのかどうかは分りません。
    でも、2度目の輸血からはリンダの血液と適合しないと使えませんと言われました。
    なかなか供血のお願いをするって難しいことだと思います。
    だから、かかりつけの病院に供血犬を兼ねたワンちゃんが居ると言うのは安心ですよね。

    何かネットを通して、近場に居る犬飼いさん達で供血の輪を作れると良いですね。

    ( 21:49 )

  6. ells | -

    monさんへ*

    monさん、コメントありがとうございます。
    一度は(今日でお別れなんだ)と諦めた命でしたので、
    たった半月の時間でしたけど、一瞬一瞬を魂に刻みつけるように私は過ごしました。
    それはきっと母も父も、そしてリンダ自身も同じだったのではないかと思います。
    リンダの最期には間に合わなかった私ですが、歴代のシェパードたちとの別れは
    準備が出来なかったものばかりだったので(突然が多く…)、それを思えば
    本当に幸せだったと思います。
    供血していただいたワンちゃんの事は勿論のこと、快く応じて下さった飼い主さん
    たちの事は一生死ぬまで恩を忘れません。

    ( 21:31 )

  7. ラジャ | udg4x/Zk

    もう一年も前の事だったんですね
    ついこの前のような気がします
    リンちゃんの為に沢山の愛が集まったお話
    供血って始めて聞く人も多いし
    輸血が出来るなんて知らない人も多いですよ
    そういう輪が全国に広がればすてきな事だと思います


    ( 19:49 [Edit] )

  8. あきこ | -

    ellsさん、こんばんわ。
    なんか、私だったら……って考えました…。
    本当に大型犬の輸血って自分が考えていた以上に深刻で、かつ、難しいんですね…。

    命って、犬も人も猫もみんな一つしかないもので、
    そんな当たり前のことを心から大切にしているellsさんのお友達、本当に尊敬します。
    そんなお友達を作ってきたellsさんの人柄ですよ!
    良い人の周りには良い人が集まるんですって!

    私も近所の人と供血について話してみます。

    ( 19:20 )

  9. たま | KHHRCHCE

    3つめのコメント、すみません・・・
    私もついウルウルっときてしまいました。。。(;_;)
    リンちゃん、よいご縁に恵まれて宝物のような時間をもらったんですね。

    我が家のかかりつけの病院には犬が3頭いて、先生宅の愛犬であり供血犬も兼ねていると以前教えてもらったことがありましたが、バニくーも近場にはほとんどお友達犬がいないので適合しない場合はどうしたらいいか・・・
    リンちゃんはその点では本当に幸運でしたね。

    ( 18:42 [Edit] )

  10. mon | QvfgIWC6

    ああ・・もう号泣です私。。。。
    その半月間の神様からのプレゼント、何物にも変えられないとっても貴重な時間だったのでしょうね。
    たくさんのみなさんの優しさが心に沁みました。(T-T) ウルウル

    ( 23:27 [Edit] )

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