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あそこに犬が居ることを私以外の人が知らないとすると…
あの犬はどうなってしまうのだろうか?
気になって気になって仕方がなく、両親に話をしてみる事にしました。
「ねぇ、あそこの家には犬が居たよね? あの子、どうなってるんだろう?」
家に連れてきても良いか…と私に聞かれるのを、二人はすぐに察したようで、
父は、「やめてくれよ。家じゃエルザが居るんだ。面倒なんてみられないよ。」 と言い、
母は、「あそこにはお嫁に行った娘さんが市内に居るって言うから、大丈夫だよ。
いくら何でも娘さんが餌をくれに来てくれるよ。」 と言いました。
「そうか…。そうだよね。娘さんが面倒をみるに決まってるよね。」
私はそれを聞いて胸騒ぎと罪悪感からようやく開放されたのでした。


そんな話をしてから1ヶ月半くらい経った頃でしょうか。 何とお嫁に行ったその娘さんも
親と共犯だったと言う事で捕まっていたことが分かったのです。
私の中の胸騒ぎは前よりももっと大きなものとなって、一気に戻って来ました。
あれからかなり経つ。 7月、8月のこの猛暑の中を生きているだろうか?!
とても怖くて一人では確認に行く勇気がなく、知人に付き合ってもらい、
外が真っ暗になってから懐中電灯を持って出かけて行きました。
恐る恐る例の場所を照らしてみると、闇の中にこちらを見て一生懸命尻尾を振る、
その子が居ました。 (生きていてくれた!!!)
最悪の事態を予想していた私は胸を撫で下ろしました。


YDR(横浜ドッグレスキュー)の北浦氏から紹介されていた、Ⅰさんと言う
地元の犬猫をレスキューしている方に相談し、即日保護という事になりました。 
しかし、相手が相手なので後々大事になる可能性が考えられると言う事で、
北浦氏がきちんとした書類を作成して下さいました。
犬の所有権を始め、この犬に関する一切の権利を放棄すること、
新しい飼い主が誰なのかけして探さないこと等々、里親となった人が完全に
守られるようにと、その内容はとても安心できるものでした。
その書類をⅠさんが警察暑まで持って行って下さり、
警察官の確認のもと、飼い主からサインをもらいました。
さらに念には念を…と警察の方から”間違いなく確認した”という
警察官の署名捺印まで付いた確認書まで付けてくれたのでした。


2001年から犬にかかった金額と共に簡単な覚え書きをつけた手帳があります。
そこに…
「 平成13年8月3日 リンダが家の子になる  父親は一時預かりのつもり 」
「 平成13年8月6日 ルルがうちに来る  家族一同が一時預かりのつもり 」
と、あります。
ルルは当時、一時預かりのつもりでした。 3日前にリンダを引き取り、父親には
「リンダはちょっとの間預かるだけだから。」 と母娘で騙している最中。
同時期に2匹の犬の里親になるなんて、とても無理な話でした。
エルザは年を取っているし、椎間板ヘルニアが酷かったので
ゆくゆくは介護…という事も頭の中にはあったのです。


ある日、ドッグトレーナーにルルを見てもらった時、
「この子は(私には)難しいだろうな…。」と、言われました。
別の日に他のトレーナーの方にも同じようなことを言われました。
奴は本当に手強かったのです。 成犬で、人に対しての不信感、恐怖心を刷り込まれて
育ったであろう事はリンダと同じなのに、人に対しての反応の違いはまるで正反対でした。
怖いからすぐ腹を見せて降服してしまうリンダ。 怖いから歯を見せて構えるルル…。
尻尾をあんなに一生懸命振ってくれた犬とは思えない、体を触られる事への
過剰な反応の仕方でした。


「この子を家庭犬として可愛がってもらえるように躾けて里子に出す。」
前途多難な日々を想像すると(大丈夫か?私に出来るか?)と言う不安は
ついて来ました。でも、何故か不思議に ” 諦めずにやってみよう ” という気持ちは、
すでに固まっていたのです。
この犬と向き合うことは、犬に対する愛情と根気を試される機会を与えられたような…
そんな気がしていたからです。

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